近年、熱中症が取沙汰されるようになり、事実、それによって命を落とす方も、毎年、増加の傾向を見せているようです。
その理由として上げられるものには、やはり地球の温暖化やヒートアイランド現象による平均気温の上昇があるでしょう。
しかし、そうはいっても、気温それ自体がそれほど大きく上がったというほどでもなく、平均気温でみても、せいぜい1℃〜2℃程度のもの。
問題となるのは、猛暑日と呼ばれる日数の違いです。大まかに見ても、昭和のころと比べて倍以上となっている点です。
そして、熱中症は、こうした猛暑日に多くなりますから、つまり、それによって昔よりも症状を引き起こす方が多くなってきたと言えるのです。
さて、この熱中症は、なにも人間だけの問題ではありません。お家で飼っている愛犬たちにとっても、大問題なのです。
とくにワンちゃんたちは人間と違って、身体にこもった熱を発散させる機能が弱い生き物ですから、事態はより深刻なものとなってしまいます。
さて、そんなワンちゃんたちに、もし、熱中症の症状が見られるようならば、応急処置としては、ワンちゃんに冷水などをかけて身体を冷やすことが大事となります。
その上で、少し落ち着いたようならば、早めに病院へと連れて行ってあげましょう。また、その際の処置としては、つぎのことを行ってあげましょう。
ワンちゃんにまだ意識があるようでしたら、ともかく体を冷やしてあげること、水分を補給してあげること、この2つが大事です。
まずはワンちゃんを日陰などの涼しい場所へと移動させて、出来るだけたくさんの水を飲ませてあげ、水分の補給をしてあげることです。
その際、スポーツドリンクなどがあれば、それを水で2倍ぐらいに薄めて飲ませてあげると効果的です。
また、冷たい水で濡らしたタオルを用いて、頭やわきの下、内またのつけねなどを冷やしてあげるか、あるいは、風呂場などでワンちゃんの身体全体に水をかけてあげて、ともかく急いでワンちゃんの体温を下げることが肝心です。
一方、すでにワンちゃんの意識がない場合、やはり身体全体を水などで冷やすと同時に、病院と連絡を取り、一刻も早く病院へと連れて行ってあげましょう。
その際、ワンちゃんの意識がないことに慌ててしまい、ワンちゃんの身体を冷やすという応急処置を怠ってしまうと、病院へと向かう途中で症状が悪化してしまい、最悪の事態となってしまうこともありますので注意が必要です。
熱中症での応急処置は、何はともあれ最優先で身体を冷やしてあげることが大切です。
一方、体温が下がったからといっても、循環器や各臓器などにダメージを受けていることが考えられますので、油断は禁物です。必ず病院で診察を受け、適切な処理を施してあげましょう。